幼なじみは俺様彼氏
検査を受けた結果は…。




「ご懐妊おめでとうございます。」





そう言われた。







「楓、おめでと。」




車のなかで香保里チャンがあたしに言った。




「香保里チャン…。」

「妊娠は悪いことじゃないよ?一般人でも有名人でも同じ。」

「うん…。」

「奏汰が遠くにいても楓は1人じゃないし。年とかも関係ない。」

「うん…。」






家に帰って海クンに知らせたら、香保里チャンと同じことを言われた。





わかるよ、言われてること。




だけど…。






考えてたら、ケータイが鳴った。




奏汰かと思ったら、神楽だった。





「もしもし?神楽どうしたの?」

「…どーしよ…。楓…。」

「なに?」

「…デキちゃった。」

「え、神楽も!?」

「え、楓も!?」





なにこれ…。





「おめでと?」

「こちらこそ、おめでと?」

「「あはは!!」」





なんか、少し心が軽くなったよ。





神楽もまだ洸輔に言えてないんだって。






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