図書室の金髪王子


図書室に行くと、先輩はいつもの席でマンガを読んでいた。


「先輩っ。」


私が来た事に気づくと、マンガを閉じて、おうって言った。


「先輩今日は寝てないんですね」


私が笑いながら言うと、すねたような顔をして


「別にいつも寝てる訳じゃねぇし」

て言った。



そうだ、今日は先輩に聞きたい事があったんだ。



「あの、先輩。一個聞いてもいいですか?」


「ん、何?」


「先輩って、なんで悪いウワサがあるんですか?」


そう言うと、先輩は何故かびっくりしたような顔をした。


そんな驚くような事聞いたかな...


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