自伝

初めての相手

あれからどれだけ時間がたったんだろう
正明の企みや

佳祐の気持ち・・・
もう、どうでも良くなってた。

結局期末テストは受けたけど、全部白紙で終わらせた。

補習の呼び出しも無視して、バイトに明け暮れてた。

バイトに行こうとした私に

「学校どうするんだ」
お父さんが久しぶりに話しかけてきた。

「やめる」

「分かった」

なんか嬉しそうだった。

高校受かった時なんか大ブーイングだったし

翌日 お父さんとお母さんは退学の手続きに学校へ行った。
それからは、バイト先の仲間と遊ぶ事が増えた。

中でもこないだ入って来た杉原 香

私と同じ年で少し悪っぽいけど仕事には真面目に出てた。

学校も辞めててなんか気が合って毎日一緒に遊んでた。

年が明けて2人で新宿へ行く事にした。

17才の新宿デビュー


「ねぇ、何処入ろうか?」

「居酒屋?」

「いいねぇ♪うちら十代には見えないでしょ?」

「えぇ~それって、老けてるってことぉ?」(笑)

楽しくて仕方なかった。色んな店に行って遊んでた。

「あっ、そろそろ終電だから行く?」

流石に遊び慣れた香終電をきっちり把握

「そうだね そろそろ帰ろっか」
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