自伝
第6章

あさはか

ある日の事


離婚をきっかけに人事異動をされた。


初めは経理部にいた私は営業事務に異動になった。


はっきり言って嫌だったけど、やればやったで楽しいし、それにこっちの方が仲間が沢山いたから良かったと思う。


部長もとても紳士だし


年の割には話しが分かる人で、良く相談に乗ってもらってた

石井さんとの事も当然得意先の人なので良く相談してた


「離婚や再婚は個人の自由だから、会社の事は気にしなくていいんだよ」


「ありがとうございます」


「まぁ…あそこの会社は特注品ばかりであまり、数もでないから」


「はい」


「広瀬さんあそこの会社の専務さんと再婚するの!?」


仲間の女子が興味津々て感じに聞いてくる


「さすがに、情報流れるの早いね」


「だって、今…ほら…あそこの客室で旦那さんと営業担当の人が話してるよ」


いつの間にか石井さんが会社に来ていた。


目と目が合って


石井さんは私に手を振ってた。


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