自伝
話しが終わって帰り間際に


「広瀬さん、旦那さん呼んでるよ」


「あっ…はい」


まだ、旦那じゃないんだけど、まぁいいか…


「なぁに?」


「お前が今度うちの担当になるから、頼むな」


「よろしくお願いします」


「あと今日は接待で遅くなるから飯はいらないよ」


「分かった。先に寝てても大丈夫?」


「帰ってきたら、起きてくれ」


「う…ん…」


悟史さんと同じ年だけど、全くタイプの違う人


見た目も実際よりも10才は上に見える

基本的に太めで正直苦手なタイプ…


でも、仕事は真面目

私みたいな子持ちを引き取ってくれたんだからと…言い聞かすしかないや


4ヵ月がたつ頃にどうしても自分の気持ちには嘘がつけず


置き手紙を残し

マンションを出て悟史さんの所に帰った。


帰って来た私達を本当に


喜んでくれた。


「お帰り…綾」


「悟史さん…」


悟史さんに抱きしめられ


やっぱり…


悟史さんしかいない

そう…思った。
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