自伝

市役所で開く法律相談や


知り合いの紹介で探偵をやってる人に会い


自分で浮気の証拠を見つける方法とか


とにかく少しでも自分が有利になる方法を探した


石井さんの暴力は日が経つに連れて酷くなって行った。


時々、気が向くと家に帰って来ては


殴る蹴るを繰り返した。


もともと、気が強かった私も力では叶わないけど


精一杯、死ぬ気でやり返した。


体だけではなく顔も殴られるようになって


次の日に左目の回りが内出血してパンダみたいだった。


首には手で締めらた血液斑が残り


見るも無残な姿だったと思う。


会社には眼帯をして行ったけど


さすがに、部長に事情を説明した


私の目を見て物凄い驚きだった


｢もう…そんなんなら別れなさい！会社の事は気にしなくていいから。正直言ってあそこの会社の取引がなくなった所でうちの会社が困る訳じゃないし｣


｢でも、これ以上迷惑をかけれません｣


｢とにかく、会社の事は気にしなくていいから。自分の事だけ考えなさい。｣


｢はい…｣


｢早く医者に行ってきなさい!今日はもう帰っていいから｣


｢ありがとうございます。｣