自伝
「今日はありがとう(笑)」


「あんな感じの家族だけど、結構いい人達なんだよ(笑)」


「そんな感じだね(笑)」


「みんな…子供がいる人とかさ…別にいんじゃない?って言ってくれてたよ…」


それって…さ…


今日鈴ノ木君の家族に紹介されたのって

そういう事だったの?


「そうなんだ…でもさ…何も、私みたいな人じゃなくても…鈴ノ木君はまだ若いんだし、きっといい人に出会えるよ(笑)」


わざと、彼の気持ちに気付かないふりをした…


そんな事があってもお互いにいつも通りにしていたのに


雄一郎が今、鈴ノ木君の気持ちをかき乱してる


「私は出来れば、今まで通りな関係でいたいな…」


「和寿はそれでいいのか?」


「俺は…」


「私にも考えさせてよ…」


とりあえず、この日は2人とも帰ってもらった。


「ふぅ…」


「ママさんモテモテだね(笑)」


「生意気言って(笑)もう、歯磨きして寝なさい。」


「は~い」


突然


携帯が鳴った。


私のアドレスには登録してない番号


「誰だろう?」


「もしもし?」


「俺…悟史だけど…」

「!?」

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