自伝
渋谷の東急ホテルで食事をした後、2日宿泊する事にした。

会社に行くのにずっと同じ服ではということになって、渋谷の丸井に服を買いに出かけた。


ラインがキレイに見えるスーツを2着、早瀬さんが選んでくれた。
レジへ行き会計をしようとしたときだった。


「あれ?現金があんまりないな・・・」


「あっ、いいですよ自分で払いますから(笑)」


「大丈夫だよ、カードがあるから(笑)」


「すみません…。」

「いいんだって」

レジの人に早瀬さんが

「じゃあこれで」

そう言ってカードを出した。

店を出て渋谷のセンター街を歩きながらホテルへ戻った。

「早瀬さん…家…大丈夫なんですか?」


「あぁ 退院したらそのまま出張に行くってなってるから」


「でも、子供たちに会えなくて寂しくないですか?」




「綾…今は俺の家の事話すのやめよう」


そう言って抱き寄せた。

本当はそうやって否定してくれるの期待してた。
その言葉が聞きたくて、わざと家の話しした・・・・

わたし


最低だ。
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