優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
痛いのは体だけ。



心は痛くない。




本当にあたしには大雅が言ったように、痛いくらいがちょうどいいと思った。



体が痛いと心の痛みに気づかなくていい…。




大雅と繋がっていた部分がまだ痛みを感じる。





このまま一生、快感に変わらなきゃいいのに…。



そうすれば、これ以上、大雅に溺れてしまう事はない。


あたしは大雅が抱く大勢の女たちみたいに好きよりも快感が大きくなる事が怖いんだ。


だから…この痛みが続けばいい……。





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