優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
最初は受け入れられなかった。


信じられなかったし、夢でも見ていると思ってた。


でも、大雅に抱かれた時からこれが現実なんだと思えた。


そして、あたしは大雅に夢中になるほど好きだと感じた。


今はもうママの死より、大雅の事の方があたしの頭の中を独占してる。





「うん、もう大丈夫。それより大雅とヤっちゃった」


「はぁ?」





またまた驚いてるカナ。


そうだよね。
堅物なあたしが彼氏でもない女好き男に体を開いたんだから。






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