優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅とシュウくんがお互いに何か思いそうで嫌だったからあたしは部屋を出て談話室へいった。





「今の人は?」


「一応、兄」


「兄貴?」


「うん、まあ、ややこしいけど」


「俺のことすげぇ睨んでくるから、雪穂の男かと思った」





シュウくんは短気なところとか、なんとなく大雅に似てるな。


あたしって意外にもこんな性格の男性がタイプとかだったのかな?





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