優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あんなに優しかったユウマくんとはもうメールすらしていないし。



大雅たちとは正反対ですごく優しかった。



花火大会もギリギリになって断ったのに何も怒らなかった。



あたしは優しすぎる男性にはときめかないみたい。



シュウくんは少し話して帰っていった。



あたしが病室に戻ると大雅がベッドで寝ころんでた。





「どいてよ」


「さっきの野郎って誰?前も見たやつだよな」


「元カレ」


「はぁ?そいつがなんできた?」


「お見舞いに決まってるでしょ?」







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