優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
後ろから首筋を優しく舐めてくる大雅。



優しくベッドに寝かされて、気が遠くなるほどの愛撫をされ続けられた。



こんなに1回のセックスに時間をかけられたのは初めてかもしれない。



終わったあとも大雅は部屋へ戻らずあたしのベッドで横たわってる。



いつもなら自分の部屋へ戻るかシャワーを浴びるのに。






「雪穂」


「なに?」


「お前は俺からいなくなるなよ」


「そんなの約束出来ない」





切なそうな大雅の言葉に素直になってあげれば良かったと後で思ったけども、もう遅かった。





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