優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
そう言えば、大雅と外でこんな風にふたりでご飯を食べるなんて初めてだよね。



一緒に暮らし初めて半年以上にもなるのに。





「うまいか?」


「大雅のオムライスの方が美味しいよ」


「当たり前だろが」





お世辞のつもりだったのに、どこからそんな自信が湧いてくるんだか。


まあ、大雅はほんと料理上手だけど。




でもこうやってると本当のカップルみたいだね。




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