優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「悪い…できねぇ…」


「えっ?」


「悪いな。呼び出したのに」





女を抱こうとしたが、どうしても気が散ってできなかった。



雪穂のやつが、俺の邪魔をしやがる。





「大雅でもそんな事あるのね」


「俺も驚いてる」


「仕方ないわね。今日は許してあげる」





俺は何もしねぇでホテルを出た。





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