初恋ノ詩 1


五分後。

その頃の龍達は暗闇の中を
二人で進んでいた。

その二人の中の
静かな沈黙を龍が破った。


「何のつもりだ。」

「何が?」

理穂はそんな龍の言葉に
素っ気なく返答する。

「何が、じゃない。
俺のこの提案、お前は却下すると思った。

それに一時期中学の時にお前は
男の間でも人の男をとる女としても有名だった。

男たらしだったし……
それに今日のメリーゴーランドだって……」


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