初恋ノ詩 1


そして五分経った頃


「私と龍、何か買ってくるね。
ずっと立っているだけじゃ
暇だろうし……」


そう友莉が言う。

俺は勿論、理穂も賛成だったらしく
理穂からの

「うん、わかった。
じゃあ私と海里はこの列で
待ってるね。」

という言葉を聞いた後

「うん、じゃあね。」


そう言い残して店がある方向に
二人で仲良さそうに歩いて行った。


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