初恋ノ詩 1


俺は、やっぱり彼女って良いな……とか思いながら

晴れ渡った青空を見上げ
そして中庭に設置された時計をみる。

「ヤバい。理穂、昼休みあと10分しかない。」

理穂はそれまで美味しそうに
飲んでいた手を止め

俺を見て時計を見た。

「ホントだー!
私次移動教室だから
早く飲みおわさなきゃ。

もうっ海里のせいだよ。」

「えっ俺?!」


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