キミは絶対、俺のモノ。
「あ、あの…。」
「なんだい。言いたいことがあるなら一文字でどうぞ。」
いや無理だろ。
だけど『無理だ。できない。』と言ったところで、『無理じゃない。やれ。』と言って、決して、是が非でも満足しないのが我らが主。
(ちゃんと私めはわかっておりますとも!)
「───」
「───」
「──…ぎゃ!」
しばしの試行錯誤のすえ、今の思い(お弁当を完食したい!)を王様のご要望どおり一文字で伝える。
と。