キミとワタシの手紙交換
少し歩くと、とても綺麗は桜並木がワタシの足を止まらせた。今まで見てきた桜並木よりも綺麗で、甘くて爽やかな桜独特の匂いがワタシの身体中にただよった。夢の国にいるような気分にひたっていると「「あさみぃ~おはよ~」」小学校の時から仲がいい、南とエリが声をかけてきた。「おはよ~。この桜並木、めっちゃ綺麗じゃない?」「わぁ。ホントだ。キレー。まぁ、エリは花より団子だけどね~」「あったりまえじゃん」っと、いつもどうりバカやってると、二人のフインキがいつもより大人っぽいことに気がつき「二人ともぉ、なんかフインキ変わった?」と言ったとたん、南とエリがニッタァと顔を見合わせて「うちら、今日から高校生ということで、メイク初めましたー。そういやアサミも、かなりフインキ変わったやん。」「やっぱぁ?、うちも高校生と言うことで髪型と制服の着こなし方変えてん。」「うちらと一緒やん・・・って、もうこんな時間やん!急がなっ」「マジで!?走ろ~」と、せっかく整えた髪型をグチャグチャにさせながら、走り続けた。二人とも陸上部ということで、走りが速い!すぐにワタシを追い抜いて、さきさき走っていった。「ちょっと待てやぁ~」「いやっぷー。遅れるもんっ」「アンタらそれでも友達か!」「友達にきまってるやん。なぁ、エリ」「そうやで。てことでっバイチャ」と、もっとスピードをあげて二人が走り出した。「そんなんで騙されへんぞぉ」と、南とエリに聞こえるかわからないけど、一様叫んでみた。走るのもなんかバカらしくなり、歩いて行くことにした。

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