愛し










「ラー…ララー…ラ…ラー……」




風が吹き抜けるたびに

ピンクが舞い降りる。



重なるように掌に落ちた花びらが



また、滑り落ちるように




離れていく。












「ミャ」



「ひゃ!?」




ミャって‥なに‥?





「‥‥‥‥猫。。」




この景色に不釣り合いなほどの


真っ黒な綺麗な毛並みの猫だった










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