愛し
のら猫?
…じゃない。
鈴付きの赤い首輪がついていた。
なんか…ジジっぽい……
「ミャー」
猫ってこんなに鳴くんだ…
無口なイメージがあったな。。
ゴロゴロ喉を鳴らしながら
あたしの膝の上に座った黒猫に
「ぃや、ちょっ……!」
ず…ずうずうしい…
良くいえば懐っこい。
「おまえ…なんて名前?」
って…そんなの解るわけないか…
あたしも猫語わかんないし
差し出したあたしの手に
頬をすり寄せてくる黒猫
「……調子狂うな…。」
ザッ
………え…?
突然隣で物音がしたかと思うと
「ちぃ、ってんだ‥そいつ。」
ストン
「…っ!?」
な、に…!?