レンタル彼女
「…どんまい。」
ぽんと肩に手を置いて言ったのは、クラスメートの川島蘭。
顔は可愛い、頭は…ノーコメント。
まあいわゆる“バカ女”ってとこかな。
「はあ…」
「何、めずらしく落ち込んでんの~?」
蘭はニヤニヤ笑って言う。
「ちげーよ、馬鹿。ってかさ、うちより蘭のがヤリまんじゃん!?なんでうちだけごちゃごちゃ言われんだっつーの!」
「まあ、蘭はねッ♪経験豊富だからさ。」
「あーそおですかあ、ってかうちまだ処女だしね。」
「はあ?!」
ダンッ!
蘭は思いっきり机を叩いて立ち上がった。
「うそでしょ!?」