君に恋した瞬間、



ああ、最悪だよ俺。



自分が言っといて、杷仔の素直な反応にいらいらするとか・・・。



なっさけねぇー・・・。


杷仔がそんな俺の傍で、名前を聞いてくる。



出任せなんだから、知らない。



「さぁ、それは教えない」


適当にそう笑って誤魔化す。



杷仔の反応は思ったとおりで、少しムッとしていた。



「なんで教えてくれないんだよー!ケチー」


ダーメ。











< 37 / 61 >

この作品をシェア

pagetop