君に恋した瞬間、
「あっきらさん、益々キレイになってくねぇー!」
「・・っそ」
部屋についてから、そればっかり。
把仔の口からでるのは、・・あの人のことばかり。
「で、何しにきたんだよ」
流石にこの状況だと、俺も参るんだけど・・。
狭い部屋に二人だけなんて・・。
心臓ばくばくです・・。
「あ、そうそうあのね、あたし今度の土曜日一緒に映画行こうって誘われちゃったの!」
一瞬地球が大きく揺れた気がした。
視界は最高に悪い。
把仔の顔が、まともに見れないぐらい。
「・・・っそ、良かったじゃん」