君に恋した瞬間、



「あっきらさん、益々キレイになってくねぇー!」




「・・っそ」




部屋についてから、そればっかり。



把仔の口からでるのは、・・あの人のことばかり。




「で、何しにきたんだよ」




流石にこの状況だと、俺も参るんだけど・・。





狭い部屋に二人だけなんて・・。


心臓ばくばくです・・。





「あ、そうそうあのね、あたし今度の土曜日一緒に映画行こうって誘われちゃったの!」




一瞬地球が大きく揺れた気がした。



視界は最高に悪い。



把仔の顔が、まともに見れないぐらい。





「・・・っそ、良かったじゃん」








< 47 / 61 >

この作品をシェア

pagetop