瑪瑙色スマイレージ

ハロウィンクライシス略してハロクラ!

「今年もハロウィンの時期が来たよ。今年はどんなハロウィンパーティーを開こうか。」
「ちょっと、そんな議題のために私を呼び出しましたの?こんな朝早くに。」
プリシッラがムスッとした面持ちでそんな言って来る。
「だって年に1度しかないイベントだよ?大騒ぎしたいじゃん!」
「ロマーノ(現在のイタリア)じゃハロウィンの習慣はなかったから馴染みないし気が乗りませんわ。」
「えっ!プリシッラ経験ないの!?欽ちゃんの仮装大賞よろしく仮装して街を練り歩く大イベントの。」
「数年名古屋にいた時は経験したけど、基本は・・・ねえ。」
なるほど、日本ではやってるけどロマーノじゃやんないんだ。ハロウィンって世界共通じゃないんだね。サッカーと違って。ブリタニアのハロウィン大会、どうしようか。
「ヴェルジネ、なんかある?」
「あ、あたしもハロウィンの経験そんなないから・・・。何ともね。」
そうか。ヴェルジネもロマーノ出身だったっけ。
「ヴェ~ル~ジ~ネ~♪」
ぶあっ
「ヒァッ?」
「ん~goodなリアクションだねぃ。と、ハロウィン大会か。」
「カーミラ、なんかある?」
カーミラ・マノティ、私の親友でヴァンパイアの辺境伯の娘。私と負けず劣らずの超次元魔女。
「カーミラさん!」
「まーまー、スカートめくられたぐらいでそんな怒りなさんなって。」
スルーされた!
「と、そうだったね。仮装して香港で武闘大会とか。バイラルにチョコ持たせてグラサンかけさせてさ。」
ガンダムファイト第13回大会のオマージュだ。
「そんなサンライズにケンカ売りかねないのは控えようか。」
「え~、マノテッロ劇場自体コナミとかガイナックスとかレベルファイブ、ハロプロやいろんなとこにケンカ売ってるかのように過剰にネタにしてるのになんでダメなのさ~。」
だからだよ。いろんなとこにケンカ売ってる危険性があるのに更にサンライズにまで手を伸ばしたら打ち切りになるかもだし。打ち切られたらこまるしね。
「じゃーこんなのはどうだい?」
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