ナンパ男との恋
仕事着姿・・・やっぱ

かっこいいなぁ・・・

かなり不機嫌だけど・・・

家の前に着き
外に出ようとしたら
手を掴まれたまま
離してくれず
輝樹の方に目を向けた。

「春菜、キスは?」

あ、そっか・・・・
別れ際は キスしないといけなかったんだ。

「普通でいい・・?」

「あぁ、朝だしな」

軽く 唇が触れるようなキスを
数回繰り返すと
ようやく 外に出てもいい許可がでた。


昨夜からの 輝樹との時間を思い出しながら
余韻に浸っていたい所だけど
そんな時間はない。

急いで 制服に着替え
学校に向かった。

教室に入ると
早速 美香が駆け寄ってきた。

「おは・・・、って!
春菜 どうしたの!?」

驚いた顔の美香に
私が驚いた・・・・

「な、何!?どうしたの?」

「え?もしかして・・・
春菜、輝樹くんと!?」

「輝樹!?がどうしたの?」

「ここ・・・・」

美香が指差した所で
ようやく思い出した。

正樹くんにつけられた
赤い跡だ・・・・

「あ、違う違う、これは・・・」

言葉に詰まりながら
輝樹じゃないって事は言えたけど
その後が 何て言えばいいのか分からない。



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