ナンパ男との恋 1巻
「それは・・・俺も意味分からないけど
あの女が言うには
この前、先輩達がナンパに回ってるとき
声掛けたのが 運悪く
あの女とその友達だったみたいで・・・
そのまま 気づいた時点でスルーすれば良かったんだけど
先輩 あんなんだからさ・・・
話すまでなら まだマシなんだけど
あの女の友達と・・その・・」

「・・・一線越えちゃった?」

「あーそうそう、その事を
あの女が その友達に聞いたらしく
今の この状況・・・?
意味分かんないでしょ・・?」

「意味分かんない・・
友達と輝樹がエッチしたからって
何で あの女の人が
また輝樹に言い寄ってるのか
理解できない・・・」

「女同士の春菜ちゃんが分からないなら
男の俺に理解できるはずないか・・・」



どうりで・・・
輝樹が私に言わないわけだ・・・

たぶん、昨日 輝樹が話し合いしてたとかいう人も
あの女の人だ。

それなら、正樹君が言ってた
自分でまいた種って言葉が
納得できる。


でも・・・
まだ 最近の出来事なら


・・・完全に浮気されてたんだ。

私には手出してこないくせに
他の女には・・・
元カノの友達だろうが手出すのに・・・

結婚を考えてた人がいたって事実が悲しいのか
浮気が悲しいのか

自分にだけ手を出してこないっていう事実が悲しいのか

もう、何が悲しいのか
全然分かんない。


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