ナンパ男との恋 1巻
彼氏はいるけれど
放置されまくりで
平日に限らず、休日まで暇な私は
最近 ほぼ
一人で行動・・・・

この日も
予定もなく・・・
お昼ごはんを買いに
歩いて出かけた。

「あのォ・・・すいません」

少しオドオドした感じの
私と同じくらい背の低い女性が
丁寧な言葉とは反対に
腕をガッシリ掴んでいる。

こんな掴まれたら
話を聞かないわけにもいかない・・・

でも、変な宗教とか
勧誘とかだったら・・
なんて思いつつ

「何か・・・?」

笑顔で対応あるのみ・・・

「あ、あの、突然すいません・・・
髪・・・長いですね?」

髪?

「はい?」

「その、でも
毛先 痛んでますよ・・・」

初対面で 髪傷んでるって?
もしかして 嫌がらせ・・?

「はぁ・・・・それが何か・・?」

「私、あなたを
まともにできる自信があります!」

「・・・・はっ?」

今の私は まともじゃないと言いたいの?

変な宗教勧誘だろうか・・・
関わらないでおこう・・・

「私、忙しいので・・・
すいません・・」

と断ってるのに
手離してくれないし・・・
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