ナンパ男との恋 1巻

大急ぎで車に乗り込み

差し出された手を握り

無言のまま車は走り始め

輝樹の家に着いたけれど・・・

何か怒ってるんだろうか。

何も話さない・・・

少しだけ不安になりながらも

輝樹に続いて 部屋に入ると


「あー・・・やっと会えた」


そう言いながら
抱きしめられてる現状に

いまいち頭がついていかない。


「輝樹・・?」

「ん?」

輝樹の顔を見上げ

一週間何してたの?って

聞こうとしたけれど

見たくないものが目に入り、

結局

その一言が聞けず

言葉を飲み込んだ。


・・・だって、


キスマーク見えてるんだもん。


仕方ないって 頭では思ってても

想像すると・・・

やっぱり、きつい。
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