僕の天使に贈る唄

「奏くんッ!!!!」





ガァアンッ!!!!






柊さんの声と同時に
鈍い音が聞こえる。





その鈍い音の正体は

親父の額と扉が
勢いよくぶつかった音。




親父は額を手でおさえ
柊さんを見ている。





「すいませんッ!!」


必死に頭を下げている。





「いや・・・いい。」

「柊さん、何あったんすか?」


「あッ!」



柊さんは焦ったように思いだし
驚きの言葉を口にした。



< 252 / 439 >

この作品をシェア

pagetop