甘めな年下くん☆

ふわりと、香った桃の香り。
那智の香り。

その瞬間、唇に何かが当たった。

暖かい、柔らかいモノが。


つぶっていた、目を開けると
那智のおでこが当たった。

....え?





「な...ンッ....ン...」





那智と言う前に唇で塞がれる。

アメリカの映画で観るようなあの...キスシーンみたいなキス。






「フッ...ン...」





あたしの息が漏れる。

那智は、目を瞑っていて...
あたしを見ない。




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