男子校は危機百発ッ!~甘すぎる修学旅行~




胸がきゅーんとする。


嬉しくて、
にやにやしちゃう。




「あたしも、大好きっ」


淨弥…、
可愛いなぁ…。




「…キスしたい…」


あたしの耳元でそう囁く淨弥。




「…うん」


恥ずかしながら頷くと、
淨弥はクスッと笑って、ゆっくり顔を近づけてきた。




ドキドキしながら目を閉じて待ってると、


ちゅっ


と一瞬、柔らかい感触がしただけだった。




「…え?」


これだけ…?




「…何?
物足りないの?」




< 199 / 220 >

この作品をシェア

pagetop