インターン・シップⅡ

「サツキは俺みたいな恋愛しかできない奴じゃないんだ。

もっと普通に、楽に…誰からも祝福される恋愛ができんだぞ?」


「…千ちゃん…」


しまった…!っと思った時にはもうすでに遅くて。


千ちゃんにこんなこと言わすなんて…私のバカッ!!


今更ながらに悔やみ、申し訳なく思ってる私に…


「…んな顔すんなよ」


どこまでも優しい千ちゃんは少し困った顔してまた弱々しく…儚く笑った。


「大丈夫。ちゃんと…受入れてるから。自分が選んだ道だしな、今更どうこう思ってねぇよ」


そう言ってから短く息を吐いた千ちゃんは、前屈みになり私の目を真っ直ぐ見つめると静かに続きを話した。


< 151 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop