インターン・シップⅡ
「サツキは俺みたいな恋愛しかできない奴じゃないんだ。
もっと普通に、楽に…誰からも祝福される恋愛ができんだぞ?」
「…千ちゃん…」
しまった…!っと思った時にはもうすでに遅くて。
千ちゃんにこんなこと言わすなんて…私のバカッ!!
今更ながらに悔やみ、申し訳なく思ってる私に…
「…んな顔すんなよ」
どこまでも優しい千ちゃんは少し困った顔してまた弱々しく…儚く笑った。
「大丈夫。ちゃんと…受入れてるから。自分が選んだ道だしな、今更どうこう思ってねぇよ」
そう言ってから短く息を吐いた千ちゃんは、前屈みになり私の目を真っ直ぐ見つめると静かに続きを話した。