インターン・シップⅡ

リン…コ?
ヨウの彼女の…リンコ!


「あぁ…!!うん、リンコさん知ってる!」


久しぶりに聞いた名前に、そして何か解決の糸口を手にした気がしてモヤモヤが晴れた。


「あれ?…でも何でリンコさん?」


モヤモヤが晴れて喜んだのも束の間、何でリンコさん?


ヨウの彼女だから知ってるっぽい言い方だけど…?


「男の俺とルームシェアすんだったらリンコもあんまり気にしてなかったんだろうけど、そこに女のお前が一緒に住むっつったらそりゃ…あんまりいい気はしねぇだろ?」


未だに、意味がよくわかってない私に千ちゃんは控えに、言葉を選びながら少し言いにくそうに話し出した。


「…うん。そうだね…」


「でも、ヨウも俺もお前の事情を知って助けたかったし、何よりあの時のお前を見捨てれねぇよ」


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