インターン・シップⅡ
「あ~…かなりズレてるって言った方が正解でしたか?」
皮肉を込めてそう言ったらジュンさんはより一層、目を見開いて驚いてた。
「本気で言ってんの?サツキちゃん…。
あ…!もしかして、サツキちゃん知らなかった?
ハルって…メチャメチャ苦労人なんだよ?」
…………はぁ!?
もし今、私がコーヒー飲んでたら思いっきり吹き出してるところだわ…。
そんなことを頭の片隅で思いながら…
「…………社長が?」
うさん臭そうにジュンさんを見つめてきいてみたけど、ジュンさんは至って大まじめな顔をして頷いた。
社長って…あの社長だよ?あの…うちの会社の社長。
人使いが荒くて、横暴でっていう…あの社長が?苦労人!?