インターン･シップⅡ

鍵

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それから1週間が経った。


私は肺炎の治療に2週間ほどの入院を強いられて退屈な日々を送っていた。

でも、毎日社長はお見舞いに来てくれた。

昼休み時に来たり、夕方だったり面会時間ギリギリだったり。

毎日来ては『飯食ったか？』『ちゃんと寝たか？』『どっか痛くねぇか？』同じ事を聞く。


気持ち悪いぐらいに優しくて、何だか社長じゃないみたいである意味怖かった。


社長とは違う時間にちょこちょこと顔を見せに来てくれる蓮司さんにそのことを話すと蓮司さんは爆笑してた。


｢ハル、今回の事でかなりまいったみたいだからね。サツキちゃんがいなくなるなんて考えられないんだよ、きっと。

だから繋ぎ止めたくて必死なんじゃない？毎日お見舞いくるなんて……ハハッ！笑えるよ｣