インターン・シップⅡ
そんなカリスマとの贅沢な時間ももうすぐ終わり…ってところで、鏡越しにジュンさんが話しかけてきた。
「実は、今日まで知らなかったんだよね。
ハルに彼女がいること。アイツ、絶対隠してたんだぜ?」
「そう…なんですか?」
隠されてたってことに少し胸が痛んだ。
やっぱり…友達にも紹介できない奴なんだ、私って…。
だから…本当は今日も連れて行きたくなかったのかな??
私が居ることで色々言われたり、紹介せざるを得なくなっちゃうのが嫌だから。
せっかく綺麗にしてもらったのに…顔がどんどん曇っていく。
「こんな可愛い彼女、そりゃ誰にも見せたくないわな、ハハッ!」
そんなありえないことを言うジュンさんと鏡越しに目がバチッと合ってしまった。