ｅｎｇａｇｅ−あの日の約束

３話＿悪運

ドンｯ



あちゃ〜


またぶつかっちゃったよ。２度ある事は３度あるってね。



って思ったけど、少しだけ期待した。




ぶつかった人を見ると男の人だったけど、全然知らない人だった。



違った･･･


「すみません、大丈夫ですか？」


「あ゛！？大丈夫じゃねーよ。痛かったじゃねーか」



えっなんか恐い。
こんな事ほんとにあるんだ。



って、のんきにそんなこと考えてる場合じゃない！




「聞いてんのか！？こら！！」


「すみません！」



ぶつかった人と目があった。




その人は、その後少しだけニヤっと笑った気がした。



「痛かったな〜。慰謝料払って貰わねーと」


「いっ慰謝料！？」


「高校生には、無理かな〜」



どおしよ･･･


どおすればいいの？








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