Night Diamond~夜恋~

「ねぇ…隼人は夢ってある?」


さらっと涼子は俺が一番、今悩んでいることを口にする。


「夢?そんなもん考えたことないっすねぇ、まだ高校生だし」


頭に手を当てて、なにげなく俺は答える。


いままでなにかをやりたいってことはなかった。

ただ負けず嫌いだから負けたくなくて、すべて本気でやった。


負けたら勝てるようになるまで練習した。


スポーツも勉強も。



―――――夢か。


夕日がいい感じに涼子に当たってキラキラ光っているように見える。


今日の夕日は綺麗だ。



「私の夢はね、この町が銀座みたいに華やかでなくても、この店に行きたくて、女性がわざわざ遠くからやってきてくれる…そんなクラブにすることなの」
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