予定、未定。

彼女の白い指が頬に触れる。
触れられた箇所がひんやりとした冷たさを感じた。

顔は接近したままで睫毛もよく見えるぐらい。
…超近い。


「…ッ…」

やたらと端正な顔が目の前にある。

…うん。
コイツ、本当に顔は綺麗だよな…。

照れ隠しにそんなことを思ってみる。

そうでもしなきゃ、顔に熱が上がっていくのを止められないだろう。

…止めきれてないけど。

(あぁもう…)

今にも即行顔背けたい。
でも、それを彼女の瞳が許さない。


じっと見てくる瞳に、縛られたかのように顔どころか、身体が動かない。

やけに真面目な顔をして、見つめてくる彼女は俺の顔に触れたまま。


暫く時間だけが無駄に流れ、不意に彼女が口を開く。



「…顔、赤くない?」


…。


…それこそお前のせいだっての!!!

< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

JUNKー衝動ー
響哉/著

総文字数/20,831

青春・友情45ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ほんの小さな出来事が、 悲劇を招くとは思いもせず。 あの囁かれた一言で、 壊れゆくものがあるとは知らず。 今となっては、もう手遅れ。 歯車は壊れたまま、 二度と戻る事などなく。 為す術なんて誰も知らない。 ※ストーリー上、流血、性的な描写が含まれます。 苦手な方はご注意下さい。 ※物語中に『失語症』という病気が出てきますが、 作者は専門家ではないので実際の症状とは違う場合があります。 予めご了承下さい。 !9/16 書き直しを始めるので、書き直しが終わり次第こちらを削除します!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop