銀龍
体力の限界が近くなり
最後の力を振り絞る
やっとの思いで飲食店に着き、中へ転がるように入る
多少の客が居たが今はそんな事言ってられない
カウンターの横から厨房へ入り店員に話しかける
『あっ…あの!!!隠れさせて下さい!後から来る人に何か聞かれても知らないフリして下さい』
店員さんは戸惑いながらも頷く
バタバタバタバタ
こうしてるうちにも近づいて来る男達
厨房の陰に隠れる
ガラガラガラ
来た!!!!
「オイッ ここに女来てねぇかっ」
男が店員に乱暴に聞く
「さぁ…知らねえなぁ」
「チッ おい 行くぞ」
バタンッ
バタバタバタバタ
ホッ
よかったぁ