放課後ほけんしつ

うつ

まみが泣いているところにあつしがやってきた。

「佐々木から聞いたよ。大変だったな。まみちゃん。
でも、まさとくんにとっても薬を辞めるいいチャンスなんだよ。わかってな。」
「うん」と、まみが泣いたグシャグシャの顔をあげた。

「ママ、今後みんなで海にでも遊びに行こうか?」
とまみを気遣いあつしが提案をした。

「そうね!行こうよ!まみちゃん!」

「やったぁ!うれしい!ありがとう!」

あつしに抱き着くまみに
「じゃ善は急げ!計画立てるぞ。こっち来い!」
二人は隅で話しはじめた。
ママは、にこやかにその光景を見ていた。

そこに、ぼーっとした顔で入ってきたのは、ともだった。

「どうしたの?そんな暗い顔して!」

「なんか〜いろいろ有りすぎて疲れた。なにもかも嫌になったよ〜ママ〜」と、今度は、ともが泣き出した。

「何があったの?教えて?」

「うん、ママ〜まず何か飲みたいなぁ。喉も心もカラカラだ〜」とか弱い声。

「じゃあ、あなたの好きなロイヤルミルクティー入れてあげるね」
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