好きです。

八時十五分。
私はいつもどおりの時間に教室へ行った。

「おはよう☆」
女子はあいさつしてくれてちゃんとあいさつを返すことができるけど、男の子はちょっと苦手。

でも、
「苦手なんて言ってるのに、なんで手紙渡しちゃったんだろぅ…」
ちょっと後悔した。
まぁ、
「宮瀬くんには、私ってことバレてないんだし…」
そうつぶやいたら後ろから声がした。
「俺が何?」
声の正体は…

「宮瀬くん!!?」
驚いた。本人がいたから。

「そんなに驚くなよぉ!」
宮瀬くんはハハッと笑うと男子に混じってしまった。








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