あなたの隣は 私の居場所



今の………何の音??




恐る恐る目を開けてみると



倒れ込んでいる先輩と

その先輩を睨みつけている五十嵐くんが見えた。




『くっそ…! 覚えてろよ』


先輩は、殴られた頬を手で抑えながら、理科室から出て行った。




『だから、あいつと関わんなっつっただろ?』


「うん…ごめんなさい」



ほんと、五十嵐くんの言った通りだった。



あの時、素直に聞いとけば良かったって…後悔した。




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