狼たちとのLove♡Life


…慎司が、私の事を、好き?


私にはその瞬間、時が止まったように感じた。


「あ、あの…慎司。私、えっと、」


なんて言っていいかわからず、私がしどろもどろになっていると、


「返事は今しなくてもいいよ。美里が困るのもわかっていて言ったんだ。でも俺は本気だから、ゆっくり考えてから返事をくれないか?」


慎司はいつもの笑顔で言う。


「帰ろうか、こんなとこまで急に連れて来てごめんな?送るよ。」






そこからはたわいもない話をして帰った。でも、私の頭のなかは混乱したままでなにを話したのかは覚えていない…


私は、どうしたらいいんだろう…



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