魔王に捧げる物語
恐る恐る瞼を開くと、いたのは、



くりくりとした大きな瞳と、ふんわりとしたパーマがかかった柔らかそうな髪、


幼児と少年の中間くらいの小さい子供が小動物のような瞳で彼女を伺っていた。

何度か瞬くと、


「落ち着いて、頂けたでしょうか……?」


少年独特の高い音域の声が申し訳なさそうに響く、


「お迎えに上がったのですが…わたくしが至らずに、ご不快に…思われたことでしょう……」


申し訳ございません…。


消え入るように言って彼は騎士のように膝をついた。


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