ラブシチュエーションアイツが弟?
「ヘーキって……。じゃ、一緒に寝るか?」

ドキドキ。

へへ。

雑魚寝なら、なんだか安心。

大和いるし、ヘンなコトにはならないでしょ~。

それでも、透の横で寝てみたい気もする。




ニヤニヤ……。

しまった。

ニヤけが。




慌てて顔を押さえて透を見たら、ちょうど枕を並べていて、私の方を見ていなかった。

よかったぁ~。

顔を手でペチペチたたき、気合いを入れる。

ニヤけよ~止まれっ!



「おーっし!」

「小堀、なんの気合い?」

透が今度はニヤニヤ。

いえ、別に……。





「でさ、並びど~する?」

へっ、並び?



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