タイヨウの下で輝く花


柚「ここが私達の家ですね」


朔「綺麗で広いですね?」



柚音達の部屋はリビングに部屋が3つあり2つは10畳で1つは5畳だった。


朔「部屋はどうします?」

柚音は一番小さい部屋にした。


柚「ここがいいです」



自分の部屋だけが大きいのを遠慮しているのか朔夜が柚音に広い方をすすめた。


柚「気にしないで下さい…私、狭い部屋の方が落ち着くので…」



そうですかっと朔夜は言った。


柚「あっ!そういえば荷物ありませんよね?」



朔「ああ、それなら母達が既に送ってたのであるそうですよ?」



柚「…………え」



………一瞬朔夜の言ったことが理解できなかった。何となく理解した時と同時に悲しくなった、さっき荷物を送ったのでは絶対今日には着かないはずだっと柚音思った。


っということは前々から準備していたということだ。


柚「最初から仕組まれていたのですね……ばかみたいですわ──……」



家族が私を嫌ってることをわかっていたはずなのに……


私が邪魔者だって……イラナイ子だってわかっていたはずなのに……


でもやってあの家から自由になれて嬉しいはずなのに……





















なんでこんなに悲しくて苦しいのでしょう?





柚音の頬に一粒の涙が伝った──……





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