インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
最初から
そう思えるやつにしか
付いていかなかったから。




キャバクラ、
ガールズバー。




その手の店に
年齢を偽って働きもした。



そして
客商売でいろんなことを学んだ。



特に
男の扱い方。




笑顔。




それだけで
男はすぐに寄ってきた。




メイク。



これに男は
簡単にだまされる。




露出。




男は
これでイチコロ。




カラダ。



それは
女の最大にして
最高の武器。



そう。



カラダさえあれば、
女はどこでも生きてける。



ココロ。



あたしの心は
ささくれ立ってた。



生きるためには
なにをやってもかまわない。



生きるためなら
犯罪だっていいんだと
自分を正当化していた。



そのため
利用できるものはなんでも利用したし、

ほしいものは人から奪った。
< 119 / 417 >

この作品をシェア

pagetop